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今でこそコンピューターなんて言葉は、街を歩けばゴロゴロしているけど、1970年という時代では、コンピューターは雲の上で、大衆にとって身近な存在ではなかった。当時、ある作家は「コンピュータが普及すれば、人間はコンピューターのドレイになる」と、新聞紙上でたしか言っていたような記憶がある。オイラなんかも、コンピューター社会になったら、自分では何もせず、全部機械がやってくれるのだ、なんて、考えていたわけで、世間のコンピューターにたいする思いは、まだ、この頃はそんなもんだった。
当時のコンピューターの実際は、マイクロプロセッサ(約2300個のトランジスタがチップに集積されたもの)がアメリカのインテル社から出たのが1971年だから、1970年時点では、箱型の大型コンピューターによる、オンラインシステムが現状であったのだろう。
で、その、コンピューターというなんとも未来を包括するオモチャが「コンピューターカー」だったのね。ネーミングにコンピューターという文字を使ったおもちゃを手にした子どもたちは、きっと、少し格が上がったような気分になり、ピカピカなパッケージに頬をつけ、未来を夢みていたのではなかろうか?
「コンピューターカー」はテレビ宣伝・雑誌を通じ全国展開し、玩具通信のランキングにも登場し、指名買いも多く、シリーズ化された。1975年にはSFチックなコンピューターカー、「マッハXR」「RTミサイル」まで発売されている。
でも、オイラはどう考えても、リモコン車や、ラジコン車のほうが、上をいくと思うのだが、しかし「コンピューター」とい名の下にカード命令システムで制御する「コンピューターカー」は、たしかに、マイクロプロセッサ(コンピューター)を搭載していないかもしれないが、充分未来へのサムシングを備えていた気がしないでもない。
◇カード命令システムにより(パンチされたカード)プラのカードを挿入するとその形にそってギアが動く。(自分でつくる紙製の指令カードもついている)定価は1200円 ●ビックセンチュリー(青)●ファードマーク2(白)●クライスラーチャーヂャー(黄)●シボレーアストロベッティ(赤)の4種類。
●ミニコンピュータカーも発売され(車2台付き)で1800円。
コンピュータボート、コンピュータロボットも発売 700円
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