第3回 ●「万能捜査メカ!『じゃまん探偵団魔隣組マリンコマンダー』1988年
のフンで占う!?」トミーから「鹿の運」発売される!

 ↑1988年バンダイから発売されたマリンコマンダー(C)石森プロ・フジテレビ・東映

 基本的にテレビが好きじゃ!特にドラマ、子ども番組が。1988年の日曜の朝9時から30分はそんなオイラの至福の時間だった。なんせこの時間帯といえば東映不思議コメディシリーズが12年間も居座って、子ども達のお笑いセンスを高めてきた時間帯でもあり、脚本家の浦沢義雄が投げつけるギャグの数々は大人がみても感動するバカバカしさだったのだ(?)。1981年の「ロボット8ちゃん」からはじまり「有言実行三姉妹シュシュトリアン」までの歴史は長すぎて嫌になってしまうので書かないが、その中の『じゃあまん探偵団魔隣組』が、今回取り上げるアイテムのバックグラウンドなのだ。『じゃあまん探偵団魔隣組』は前年の「おもいっきり探偵団覇怒組」の流れをくみ、地下に埋まっていた第二次世界大戦時代の潜水艦Uボートを基地として、悪と戦う少年探偵団魔隣組の活躍を描く?ドラマだったような気が…。まあ、長くなったが、その武器として、マーチャンダイジングされたプロダクツが「マリンコマンダー」なのである。使用機能に応じて変形・分離でき、10種類の能力を秘めたコンパクト万能捜査メカは、コンパス、望遠鏡、潜望鏡、ホイッスル、ミニライト、ルーペ、風向計、風力計、メジャー、追跡信号を発射できるシグナル銃など、いたれり、つくせりで、アジア民族特有の万能主義にのっとった代物ではなかったか(?)。パッケージに刻印されたキャッチは「君の探偵能力を10倍アップするハイパワー捜査メカだ!」10倍はすごいな(10個ついてるからか?)発売はバンダイ玩具部(ポピー)値段は3980円で当時、大人でもあったオイラの少年魂をゆさぶるには充分の商品ではなかったか?!


第4回 植物怪獣『ハレハレハッパ』ツクダから発売

↑ツクダから発売された『ハレハレハッパ』(左)繁殖しつつある写真(右)当時玩具通信に掲載された記事

 昭和47年(1972年)といえば、ワタシはやっぱり、「恥ずかしながら〜」とグァムから28年ぶりに帰ってきた、横井庄一さんを思い出してしまいます。彼があこがれの日本に着いたとき巷では、吉田拓郎が、「結婚しようよ〜」と唄い、アグネス・チャンも負けずに「おっかのう〜え〜」と歌い、テレビジョンからは、浅間山荘に閉じこもる連合赤軍が映し出されており、そんな日本の土を踏んだ横井氏は「恥ずかしがる必要など、なかったんでねえか」と、きっと思ったことだろう?
 

 1972年4月28日にツクダから全国一斉に発売された『ハレハレハッパ』という商品?これはいったいなんだ?と、誰もが思うところ。実はこれ、植物怪獣なのだ!「シーモンキー」に便乗したわけではないのだろうが、生き物をオモチャ扱いするその感覚こそ昭和っポイな〜とワタシは勝手に考える。宣伝文句は「葉っぱから芽が出る不思議な植物怪獣・ハワイ原産・ハレハレハッパ」。当時の玩具通信の記事を読むと「珍奇なものが、玩具売場におしよせて来たものである」と、ペリーの黒船来航まがいのボキャブラリーで掲載されており、そんな玩具売場を想像しただけで珍妙だ。
 

 商品の『ハレハレハッパ』はハワイ原産で、別名エアープラント系の植物でベンケイソウの一種。土がいらず、一枚の葉の端から芽が出て、成長し、成熟した時には美しい花が咲くという、不思議な生命力をもった植物だ。生命力がそんな強いなら買った人々の『ハレハレハッパ』もまだ繁殖し続けており、ひっそりと地球征服を考えておるのではあるまいか?そんな、オモチャなんか、なか、なか、あるもんじゃおまへんで。
値段はワンセット450円。
セット内容●ハワイ産ハレハレハッパ:一枚●ポリ植木鉢:1個●ハレハレハッパの育て方ハンドブック:1冊●肥料(ハイポネックス)1個●保証書1枚。(保証書つきとはすごい)


第5回 バンダイ「コンピューターカー」は情報化時代の新玩具だった

 今でこそコンピューターなんて言葉は、街を歩けばゴロゴロしているけど、1970年という時代では、コンピューターは雲の上で、大衆にとって身近な存在ではなかった。当時、ある作家は「コンピュータが普及すれば、人間はコンピューターのドレイになる」と、新聞紙上でたしか言っていたような記憶がある。オイラなんかも、コンピューター社会になったら、自分では何もせず、全部機械がやってくれるのだ、なんて、考えていたわけで、世間のコンピューターにたいする思いは、まだ、この頃はそんなもんだった。
 

 当時のコンピューターの実際は、マイクロプロセッサ(約2300個のトランジスタがチップに集積されたもの)がアメリカのインテル社から出たのが1971年だから、1970年時点では、箱型の大型コンピューターによる、オンラインシステムが現状であったのだろう。
 で、その、コンピューターというなんとも未来を包括するオモチャが「コンピューターカー」だったのね。ネーミングにコンピューターという文字を使ったおもちゃを手にした子どもたちは、きっと、少し格が上がったような気分になり、ピカピカなパッケージに頬をつけ、未来を夢みていたのではなかろうか?
 「コンピューターカー」はテレビ宣伝・雑誌を通じ全国展開し、玩具通信のランキングにも登場し、指名買いも多く、シリーズ化された。1975年にはSFチックなコンピューターカー、「マッハXR」「RTミサイル」まで発売されている。
 でも、オイラはどう考えても、リモコン車や、ラジコン車のほうが、上をいくと思うのだが、しかし「コンピューター」とい名の下にカード命令システムで制御する「コンピューターカー」は、たしかに、マイクロプロセッサ(コンピューター)を搭載していないかもしれないが、充分未来へのサムシングを備えていた気がしないでもない。

◇カード命令システムにより(パンチされたカード)プラのカードを挿入するとその形にそってギアが動く。(自分でつくる紙製の指令カードもついている)定価は1200円 ●ビックセンチュリー(青)●ファードマーク2(白)●クライスラーチャーヂャー(黄)●シボレーアストロベッティ(赤)の4種類。

●ミニコンピュータカーも発売され(車2台付き)で1800円。

コンピュータボート、コンピュータロボットも発売 700円

1975年「マッハXR」「RTミサイル」