文具メーカー発 注目商品続々と

7月始めに開催された文具の商談会「ISOT」で見つけた注目の商品を紹介

 まずはシャチハタの「フェイシーズスタンプ」。顔型の判が押せるスタンプなのだが、柔らかな素材を使用しているのがミソ。指で上下をクニャっと押しつぶせば怒った顔になるなど「つぶし具合」でいろいろな表情が作り出せる。

シャチハタの「フェイシーズスタンプ」。普通に押せばにっこりマーク(写真上)ちょっとつぶすと怒った顔に(同下)

 続いては、使ったことがない人でも一度は目にしたことのあるマルマンの「スケッチブック」。このデザインは「図案印刷シリーズ」と呼ばれ、量産されて今年が50年の節目の年だという。これを記念して同社では、メモ帳、ノート、単語帳などを限定モデルとして発売。お馴染みの黒とオレンジのあのデザインで数種の文具が初めて展開されるとあって、ISOTでは若い世代を中心に大きな反響があったようだ。

マルマンのスケッチブック「図案印刷シリーズ」は今年、量産50年。記念してメモ帳、単語帳などを同デザインで発売する

 次は、昨今の鉄道ブームを背景に期待を集めるトンボ鉛筆の「電車鉛筆」。

 四角軸の鉛筆自体を車体に見立て、側面にプリントを施した。細部にまでこだわった本格派のイラストで削るのがもったいないと思うほど。コレクション需要も多いことを見込んで、1パッケージ(2柄×3本)に2種のミニディスプレイをセットした。ディスプレイの裏面には各電車の豆知識が掲載されている。車種は「Maxやまびこ・なすの」「SLばんえつ物語号」「山手線」「カシオペア」など新幹線から人気の特急、在来線まで幅広い。1パッケージにつき、2車種の組み合わせで4種各493円。

トンボ鉛筆の「電車鉛筆」。細部までこだわった精密なイラスト

店頭用ディスプレイケースを用意している

 最後はアピカの「ダンモデ」を紹介。ダンボールを使った工作キットで、今年2年目の展開となる。組み立てたあとはプラモデル同様、自由に彩色しオリジナル感を出すことができる。

 昨年発売した640円のシリーズが好評で、今年はスケールをパワーアップ。ダンモデ2として全長約62センチの「ヒコーキ」、ダンモデキングとして全長約81センチの「トレーラー」を発売。白いダンボールを使用することで発色が良くなったのもポイントだ。

 当初は子ども対象に商品化したそうだが、「デザインコンテストを行うと50代の方の応募も多いです」と同社。スケール感もありながらダンモデは630円、ダンモデ2は840円と手頃なのも人気を後押しする。

 7月初旬の日経MJにも掲載され、知名度は確実に上昇中。ダンボールという点でエコイメージもあることから、まだまだ伸びていきそうだ。


今年発売したアピカの「ダンモデ2 ヒコーキ」(840円)。

全長約62センチの大迫力。専用スタンドもつく。白ダンボールなので発色がよく、彩色がスムーズに行えるという