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昭和48年(1973)
「第12回日本玩具国際見本市」において行なわれた、おもちゃコンクールの上位入賞はグランプリ「ジャンボマシンダー・マジンガーZ(ポピー)」、ダイヤモンド賞「少年サイボーグ(タカラ)」とマスコミ玩具の人気ぶりがわかる。しかし、この年はプラ原材料の石油が従来1バーレルあたり1ドル30セントであったものが4ドル10セントと大幅に値上げされ、プラスチックに頼る玩具は価格改訂を余儀なくされ、おもちゃは相次いで値上げされた。
1973年といえばオイラは、永井豪のマジンガーZを頭に浮かべるのだが、いやはやなんとも、すごいプロダクツがこっそり出ていたのだ。当時、亀マークでお馴染みの中嶋製作所(現ナカジマコーポレーション)が出していたマスコミ男児玩具ラインは、「レイボーマン(1973年)」「流星人間ゾーン(1973年)」「破裏拳ポリマー(1975年)」「宇宙の騎士テッカマン(1975)」など、ひと味ちがうマスキャラをマーチャンダイズしていた。うん、ロックでいうと、ニルヴァーナか?まあ、とにかく魅力のあるラインだった、と、オイラは思う。そんな、数あるキャラの中でここで取り上げるアイテムは「アストロミュー5」で中嶋製作所お手製のオリジナルロボットだ。広告内容から抜粋すると「アストロミュー5はライフサイクルの短い従来のテレビキャラクターとは全く異なり、(C)NAKAJIMA.CO.,として、ロングランを目指す強力安定キャラクターです」と従来のテレビキャラクターとの差別化を宣言しており、オリジナルの意気込みが感じられる。バックストーリーは、太陽乗っ取りをたくらむ暗黒宇宙星人デビル・バトーをアストロ・ミュー5が迎え撃つという歓善懲悪なおはなし。シリーズとして特殊科学装甲車ミューZも発売されており、ウルトラアースがミューZに乗り、バトー軍団の中央突破を敢行する勇姿(写真参照)を今、見ると昭和のこどもは幸せだったな〜と、ちょっと思う。さらにアストロミュー5をサポートする巨大秘密兵器「カプセルロボG」も発売され、62センチというジャンボサイズにウルトラアース、ゴールドビーナ、マースマン、ジュビロス、サタンエースら5体をドッキングし、スーパーミサイルロケットを発射すれば、バトー軍団壊滅も夢じゃない?「カプセルロボG」にはミサイルの標的、バドー星人2個付き。アストロミュー5の歌レコードがついた「変身セット」も950円で発売されていた。まあ、なにはともあれエネルギッシュな昭和時代であった。
 
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