昭和52年、低成長もすっかり定着し、そろそろ企業間格差も目立ってきたこの時代、高齢者時代を先取りするようなコンセプトでゾーンを広げたゲームがあったのであります。 良い子ちゃんもご老人も一緒になって楽しめる「大相撲ゲーム」。これはなにを説明するまでもなく、紙で作って遊んだお相撲さんゲームと一緒でありまして、台をトットコ、トットコと叩き相撲を取ればよろしいのであります。
注目するところは、この広告のヘッドコピーにある「平均寿命を越えた方」にも楽しめるという、昭和ならではの大らかな、おっしゃり方です。この頃、男72.1 女77.35才。日本人の平均寿命も外国並みに伸びており、これからはストラクゾーンを広くしなければいけない、という考え方はこんな所にも反映されていたのであります。 平成20年の現在、高齢化問題は深刻化していますが、今こそ真剣に「平均寿命を越えた人も楽しめる」玩具を開発して欲しいものであります。