「国内生産品」が注目。中国生産で話題性?

 今年の東日本玩具見本市会場で大きな話題になっていたのが「国内生産商品」である。

 大抵の商品が中国をメインとした海外生産に切り替わって既に15年以上も立とうとしてい中で突如おきた「鉛問題」。

 食品については相当前から職の安全が騒がれだして、冷凍の一部を除いて食肉、魚肉、生鮮野菜などは、スーパーの店頭でも見かけなくなった。

 おもちゃは、幼児・子どもが対象となることからアメリカを発端に危険性について大騒ぎになっている。繊細な神経を持つ日本人は、この問題を大きく受け止め、「危険玩具」と解釈してしまう傾向がある。

 これまで多くの中国製品を日本市場で販売してきたにも拘らず、今回の問題で、消費者の意識が大きく変わってしまった。

 そうした心理も作用して、この機会に『国内生産商品』を見直したい、探し出して「安全な国産品」という流通・販売の意識が表れ、見本市会場内で「国産商品はあるか」という問合せが非常に多く、出展企業も戸惑いを見せていた。

 数人のそうしたバイヤーに聞いてみると,予想外に国産品があったということ。いずれも商品の性格上、海外では難しい、あるいは大きすぎて輸送コストが高すぎる、繊細な技術面で海外では難しい、あるいは少量で海外生産のメリットなしーーといった商品がかなりあり、流行性を意識しなければ、充分『国産』の看板を上げてコーナー展開できるということである。(9/10号)